ただ、ただ、ただ…





「どこ、行く?」


そう聞くと目を輝かせた澤村くん。


「あの!プリクラ撮ってみたかったんです!!ダメ…かな?」


そう言って首を傾けた澤村くんにちょっときゅんときた。


「…いいよ」


ちょっと熱くなった頬を見せないように歩いた。





…あたしにもまだこんな気持ちがあったんだ…。






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