ただ、ただ、ただ…
「……っでね!そうゆうことだからいいよね!って聞いてる!?」
耳元で菜々子のたっかい声が響いた
「あ、ごめんごめん!んで、どうしたの?」
「もぉ〜!平気?まあ、そうゆうことだからよろしくね!」
本鈴と共に消え去った菜々子。
よろしくね!って言ってたけど何だったんだろう…
まあ、いっかぁ〜
それよりどおしよー
さっきからボーッとしてる原因は目の前の彼。
サラサラの透き通った髪に、すっと細身の長身、
まあ、異常にデカイあたしと同じ感じだけど普通に大きい方。
はしゃぐタイプの人じゃないのに自然と彼の周りに人が集まる
それがどうしたって?