線香花火
「じゃぁね、緑、陸!」
「うん。またね。」
そう言って別れる。
緑と陸は二人仲良く帰って行った。
「胸、痛い?」
「はぁ!?蓮のエッチ!」
「馬鹿!違げぇよ!…陸と緑だよ。」
「う~ん…。」
こうやって、二人で恋バナするのも恒例。
あたしの家の階段に座って話し合って。
蓮は、すっごく緑が大好き。
あたしは…陸のこと、本当に好きかどうかも微妙。
「蓮の方が痛そうな気がするなぁ。」
「は?何で?」