好きな子はツンデレ
第2話 静ちゃん
可愛くて誰よりも不器用な彼女。
それがオレが大好きな押田静ちゃん。
残念ながら彼女はオレを心からうざがってるけどね。
でもそれでもいいんだ。
「そのヘラヘラした笑いやめてくんない?」
今日もプリプリ怒ってる静ちゃん。
小柄な彼女が肩を上げて怒る姿は、失礼だけど全然怖くない。
むしろ威嚇してる猫のようで手なずけたくなる。
きっと餌をあげても噛みつかれるだけだけど。
「あたし、今一人になりたいんだけど」
「どうして?」と聞くと、静ちゃんはイライラした様子で睨んできた。
「は?あたしは一人の時間を作る為に、わざわざ、アンタに理由を答えて了解を得なきゃならないの?」
オレが何か言う前に静ちゃんは「うざ」と文句を言った。
「そーじゃないけど…」
とオレが口をつぐんで色々と考えてると、静ちゃんはさっさと歩いて行ってしまった。
オレはその後ろ姿を黄昏ながら見送った。
「本当、うざいね~」
横から首を掴まれ、オレの体は変な方向に傾いた。
「いててて」と悶えると上から笑い声が聞こえる。
それがオレが大好きな押田静ちゃん。
残念ながら彼女はオレを心からうざがってるけどね。
でもそれでもいいんだ。
「そのヘラヘラした笑いやめてくんない?」
今日もプリプリ怒ってる静ちゃん。
小柄な彼女が肩を上げて怒る姿は、失礼だけど全然怖くない。
むしろ威嚇してる猫のようで手なずけたくなる。
きっと餌をあげても噛みつかれるだけだけど。
「あたし、今一人になりたいんだけど」
「どうして?」と聞くと、静ちゃんはイライラした様子で睨んできた。
「は?あたしは一人の時間を作る為に、わざわざ、アンタに理由を答えて了解を得なきゃならないの?」
オレが何か言う前に静ちゃんは「うざ」と文句を言った。
「そーじゃないけど…」
とオレが口をつぐんで色々と考えてると、静ちゃんはさっさと歩いて行ってしまった。
オレはその後ろ姿を黄昏ながら見送った。
「本当、うざいね~」
横から首を掴まれ、オレの体は変な方向に傾いた。
「いててて」と悶えると上から笑い声が聞こえる。