蜃気楼と道化師




 「・・・・立夏!?」






 その部屋にはベッドが置いてあって




 立夏がその上で眠っていた





 いや、正確に言うと




 眠っているように見えた。





 立夏は両手首を真っ赤に染めていた



 


 俺はどうしたらいいかわからず




 とりあえず警察に連絡した





 
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