俺様幼なじみと甘々生活!?【完】
 × × ×


「すごいことになっちゃったね」

裕樹君と一緒に部室に入ると、まだ誰もいなかった。


「たかが練習試合じゃねーかよ」

「でも、すごかったよ! 私、感動しちゃった……」

大変だったろうなぁ……。

疲れ切った顔してたもんね。


「覚えてるよな? あの約束……」

「お、覚えてるよ……?」

裕樹君が突然、訊いてきた。

そのとき、私の心臓が鳴ったと同時に、あの約束が頭によぎった。


 ──『一緒に寝る、でいい?』

あの約束はウソじゃない……。
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