俺様幼なじみと甘々生活!?【完】
 × × ×



「理央ー! おはよ!」



窓の外をぼーっと眺めていると、弥生の元気な声が聞こえてきた。



「おはよ、弥生。優護君とはどうだったの?」

「優護君? まあ、いい感じかな! 優しいし、いい感じにイケメンだし。ほらっ、ラインも交換しちゃった」

「そっか。よかったね」

「うん。理央の方はどうだったの?」

「私? うーん……」



合コン自体に何も見出すことはできなかった。

けれども、そのあとのハプニングには、私にとって大きなものを見つけられた。



「私……裕樹君のことが好きなんだ」



そう、気づいた。

私はやっぱり、裕樹君のことが好きだったんだって。

今まで忘れてただけで……いや、封印していただけ。

それがやっと、解けたんだ。
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