俺様幼なじみと甘々生活!?【完】
「そっか……よかったね」
そう言ってくれた弥生の顔はなんだか切なげで。
なんとなくだけど、きっとうらやましがられているんだ。
しかし、私の方から見れば、弥生の方こそがうらやましい。
真悟君とあんなに楽しく仲良くして、そして両想いで。
私なんて、裕樹君の気持ちが全然、分からないんだ。
「弥生!」
「うん?」
「真悟君に確認してみようよ!」
「え? 何を?」
「ホントに好きな子がいるかどうかだよ! だって、もしかしたら、聞き間違いかもしれないじゃん!」
「そんなわけない!」
弥生のぴりぴりと張りつめた声が、教室に響く。
みんながなんだなんだとざわざわ騒ぎ出すが、弥生ははぁ、はぁと肩で息を切らす。
「私……ちゃんと聞いたもん……。聞き間違いじゃないもん……」
「弥生……」
そう言ってくれた弥生の顔はなんだか切なげで。
なんとなくだけど、きっとうらやましがられているんだ。
しかし、私の方から見れば、弥生の方こそがうらやましい。
真悟君とあんなに楽しく仲良くして、そして両想いで。
私なんて、裕樹君の気持ちが全然、分からないんだ。
「弥生!」
「うん?」
「真悟君に確認してみようよ!」
「え? 何を?」
「ホントに好きな子がいるかどうかだよ! だって、もしかしたら、聞き間違いかもしれないじゃん!」
「そんなわけない!」
弥生のぴりぴりと張りつめた声が、教室に響く。
みんながなんだなんだとざわざわ騒ぎ出すが、弥生ははぁ、はぁと肩で息を切らす。
「私……ちゃんと聞いたもん……。聞き間違いじゃないもん……」
「弥生……」