星の数ほど『あいしてる』
*愛の言葉*
キーンコーンカーンコーン

終業のチャイムが鳴る。


「香音?もうお昼だよー??」

明日美の一声で昔に戻っていた私の心が現在に帰ってくる。


「香音ったら、ずーっとぼーっとしてて話しかけても『んー』しか言わないんだもんっ」  

頬を膨らませる明日美。

「ご…めん…」

2人で財布を持ち、学食へ向かう。


「よーっす!仲良しコンビっ♪」

学食へと向かう途中、坂上が話しかけてきた。


「げっ坂上…」

「なんだよっ‥いっつも『げっ』とか言いやがって…」

また言い合いを始めた明日美と坂上。

何だかんだ言って明日美と坂上って仲良いよなーとか思いながら、歩きだす私。



ブーブー…

私のブレザーのポケットの中で携帯がメールの受信を知らせる。


ちょうどお昼のカレーを口にしたその瞬間だった。


無言で携帯を開き、メールを見る。


『今日で1000回目。あいしてる。』

光からのメールだった。

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