星の数ほど『あいしてる』
*不安と現実*
1000回目の『あいしてる。』のメールから一週間後の夜。


今日はまだメールがきていない。




なんかとっても不安で、

無理やり目を閉じても眠れない。

だけど、自分から聞く勇気もない。


次の日も、その次の日も、


光からのメールは来なかった。

私は、決心をして光の携帯に電話をした。


『もしもし?』
女性の声。

「あの…香音、宇佐美香音ですっ」

『香音ちゃん?』
その声は、光のお母さんだった。

「光は…?」

『実は…』
何か言いづらそうにしている光のお母さん。







『光は…交通事故に、あったの…』




私の頭の中は、一瞬にして真っ白に塗りつぶされた。
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