星の数ほど『あいしてる』
*決意、最大の悲しみ*
いつからか、私は光を助けようと、医者をめざすようなっていた。

「かーのーんーっおはよー」
いつもの明るい明日美の声。

「おはよ………」
「? 香音、暗いよー?なんかあった?」
優しく微笑みかけてくる明日美。

「ん…な、なんでもないっ」
無理やり笑顔を作って見せる私。

「そー? それならさっ、今日放課後どっかいこーよっ」

笑顔でたまには、気分転換でもしようと誘ってきた明日美。
その優しさになんだか心が暖かくなった気がした。

「そーだねーっ」

「あ、じゃあさ…」

私達は、放課後のことをはなしながら教室へむかった。




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