Believe
「そうなんですか。でも私は稲葉さんのファンだし…他のファンの人たちに悪いですよね。それに、大騒ぎになってしまったら稲葉さんだけじゃなく、他のメンバーの人たちや事務所の人にも迷惑をかけてしまいますし…」
「やっぱり、そこで悩むよね。もちろん、俺は人から見られる仕事をしている。それだけ自分の行動1つで色々な人に影響を与えてしまう事もあるのは事実」
「そうですよね。もし、ファンの皆に知られた時、ショックを受ける人は沢山いると思います。実際、私もショックを受けると思います」
黙って下を向く稲葉さん。
話を続ける私。
「実は昨日、1人でここに来たんです。家で考えていても答えが出ないので気分転換にと思って。稲葉さんには言っていませんでしたけど、私、高校生の時ギターをやっついて最近またやりだしたんですよ」
「そうなの?」
「はい。それで昨日、久しぶりにここに来て、弾き語りをしていたら、高校生くらいの女の子たちが私にリクエストしてきたんです」
「何をリクエストされたの?」
「○○って曲です」
「えっ!?それってもしかして俺たちの曲?」
「そうなんです。その女の子たちは最近、稲葉さんのバンドのファンになったみたいで、楽しそうに話していました。それを聞いていたらやっぱり私なんかが稲葉さんと付き合ってはいけないんじゃないかと思っちゃって…」
とうつむく私。
「やっぱり、そこで悩むよね。もちろん、俺は人から見られる仕事をしている。それだけ自分の行動1つで色々な人に影響を与えてしまう事もあるのは事実」
「そうですよね。もし、ファンの皆に知られた時、ショックを受ける人は沢山いると思います。実際、私もショックを受けると思います」
黙って下を向く稲葉さん。
話を続ける私。
「実は昨日、1人でここに来たんです。家で考えていても答えが出ないので気分転換にと思って。稲葉さんには言っていませんでしたけど、私、高校生の時ギターをやっついて最近またやりだしたんですよ」
「そうなの?」
「はい。それで昨日、久しぶりにここに来て、弾き語りをしていたら、高校生くらいの女の子たちが私にリクエストしてきたんです」
「何をリクエストされたの?」
「○○って曲です」
「えっ!?それってもしかして俺たちの曲?」
「そうなんです。その女の子たちは最近、稲葉さんのバンドのファンになったみたいで、楽しそうに話していました。それを聞いていたらやっぱり私なんかが稲葉さんと付き合ってはいけないんじゃないかと思っちゃって…」
とうつむく私。