素直な雨…
傷跡

毎日

私、雨音時雨、16歳の朝は普通と違う。
私の朝は、世間でいう夜だ。
何でかって??
それは、私がキャバで働いてるから…。
もちろん、高校も一応在籍してるけど…、行かないだけ。
私は…いつだって一人ぼっち。

両親だって、父は海外に知らない女と逃げて、母はいつも違う男を家に呼ぶ始末。
だから私は、一人暮らししてるの。
自分勝手な親が反対なんかする訳ないし、気楽だよ☆

高校だって、教師は保護者と生徒にビビってて、生徒は生徒でめちゃくちゃ。
援交もレイプもイジメも当たり前。
そんな高校を、私はいつも逃げ出したかった。

それに何より嫌だったのは「友達」。

女はなんて醜い生き物なんだろうって思う。
ちょっと気にくわないとイジメて陰口言って、省いて…。
馬鹿馬鹿しい…。醜い…。
すぐ嫉妬して…泣き虫でそのくせ、弱いものは徹底的にイジメる。
そんな生き物…。

高1の春。
私は、友達もいた。
彼氏だって…。

彼氏の名前は「波留」。
カッコ良くて、おもしろくて、人気者^^
そんな波留が、告ってきた時、嬉しかった♪
付き合って、1ヶ月…そんなある日、事件が起きた。

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