*春、それは出会いと別れの季節*
*1.出会いの季節*
今から2年前……―――
あの頃の私は行きたかった高校に受験をして無事合格をした。
合格した事が凄く嬉しくて私は家の近所の公園にダッシュで向かう。
公園に到着した私は
一本の美しい桜の木の前で立ち止まった。
まだ桜の木は蕾が多いけど
少しだけ咲いていた。
私はその桜の木を見ながら
「聞いて聞いて!!
私、高校受かったんだよ!!」
桜の木に話しかけ
はしゃぎながら嬉しそうに言った。
昔から私はこの桜の木にいろんな事を話していた。
嬉しい事や楽しい事……誰にも言えない秘密などは全部この桜の木が知っている。
だから、この桜の木は私の大切な友達的な存在なんだ。
そんな事を思っていると
「それは良かったな」
どこからか声が聞こえた。
「えっ……?」
まさか……桜の木が喋った!?
驚いた私は桜の木をよく見ていると
「言っとくけど桜の木が話したんじゃなくて俺だから」
桜の木の隣に
黒髪の少年が立っていた。
これが私と彼との出会い。
あの頃の私は行きたかった高校に受験をして無事合格をした。
合格した事が凄く嬉しくて私は家の近所の公園にダッシュで向かう。
公園に到着した私は
一本の美しい桜の木の前で立ち止まった。
まだ桜の木は蕾が多いけど
少しだけ咲いていた。
私はその桜の木を見ながら
「聞いて聞いて!!
私、高校受かったんだよ!!」
桜の木に話しかけ
はしゃぎながら嬉しそうに言った。
昔から私はこの桜の木にいろんな事を話していた。
嬉しい事や楽しい事……誰にも言えない秘密などは全部この桜の木が知っている。
だから、この桜の木は私の大切な友達的な存在なんだ。
そんな事を思っていると
「それは良かったな」
どこからか声が聞こえた。
「えっ……?」
まさか……桜の木が喋った!?
驚いた私は桜の木をよく見ていると
「言っとくけど桜の木が話したんじゃなくて俺だから」
桜の木の隣に
黒髪の少年が立っていた。
これが私と彼との出会い。