*春、それは出会いと別れの季節*
入学式
時が流れて数日後―――
今日は高校の入学式
新しい制服に着替え新しい鞄を持ち
家を出ようと靴に履き替える途中
「美鈴、いってらっしゃい」
お母さんが微笑みながら玄関で見送ってくれる。
「いってきます」
私はお母さんにそう言ってから家を出た。
中学の時とは違う通学路
まだ道を覚えてないので
地図を見ながら歩いてると
ドンッ
誰かにぶつかった。
「すみません、大丈夫ですか!?」
すぐに私は謝り
倒れてる相手の顔も見ないで相手の体を起こす。
「大丈夫です
……ってこの前の桜木美鈴じゃないか!?」
聞いた事のある声と見覚えのある黒髪
そうその人は
いつかの三原宙斗
「あの時の……
ナルシの三原宙斗さんじゃありませんか」
「なんでナルシが付くんだよ!?
また会えるなんて凄いな」
彼はまた前髪をかきあげながら呆れていた。
……前髪をかきあげるのは彼の癖なんだろうか?
「私の貴方の印象はそうだから
そうだね」
また会いたいとは思ってたけど正直また会えるなんて思ってもみなかった
「印象がそれかよ」
「うん
三原さんってどこの高校?」
私は気になっている事を彼に聞くと
「M高
お前は?」
彼はこう答えた。
「M高!?
私もM高だよ!」
まさか、彼と同じ高校だったとは
「そうなのか!?」
彼も私と同じ高校だったとは思ってもみなかったようで凄く驚いていた。
今日は高校の入学式
新しい制服に着替え新しい鞄を持ち
家を出ようと靴に履き替える途中
「美鈴、いってらっしゃい」
お母さんが微笑みながら玄関で見送ってくれる。
「いってきます」
私はお母さんにそう言ってから家を出た。
中学の時とは違う通学路
まだ道を覚えてないので
地図を見ながら歩いてると
ドンッ
誰かにぶつかった。
「すみません、大丈夫ですか!?」
すぐに私は謝り
倒れてる相手の顔も見ないで相手の体を起こす。
「大丈夫です
……ってこの前の桜木美鈴じゃないか!?」
聞いた事のある声と見覚えのある黒髪
そうその人は
いつかの三原宙斗
「あの時の……
ナルシの三原宙斗さんじゃありませんか」
「なんでナルシが付くんだよ!?
また会えるなんて凄いな」
彼はまた前髪をかきあげながら呆れていた。
……前髪をかきあげるのは彼の癖なんだろうか?
「私の貴方の印象はそうだから
そうだね」
また会いたいとは思ってたけど正直また会えるなんて思ってもみなかった
「印象がそれかよ」
「うん
三原さんってどこの高校?」
私は気になっている事を彼に聞くと
「M高
お前は?」
彼はこう答えた。
「M高!?
私もM高だよ!」
まさか、彼と同じ高校だったとは
「そうなのか!?」
彼も私と同じ高校だったとは思ってもみなかったようで凄く驚いていた。