タイムリミット
立ち上がって

窓に近づいた


窓枠がひやりしている


カーテンは片方が開いていて

もう片方が開いてない状態


誰がこんなめんどくさい手のこんだことしたんだか…

カーテンはめんどくさくてそのままにしといた


床はスリッパが見当たんなくて探すのが嫌だから裸足のまま


床がすごくひんやりして寒い…より冷たい




カラララ…

窓をゆっくり開けると夏の夜独特のふわりとひんやりとした風と共に線香のような甘い香りがした


どこかで花火でもしてんのかな?

夏の光を十分にたっぷりと含んだコンクリートの熱が蒸発して


夜の冷たい風とともにこの無の部屋にふわりと入ってきた


…いや

舞い込んできた

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