金属バットを買って待つ(仮題)
まずいなあと思ったが俺は、マリファナをグローブボックスから急いで出すと。
後ろの席のシートの下に隠しエンジンを切った。
制服の警察官が窓を叩いた。
俺は、冷静を装おって窓を開けた。
「ここは、駐車禁止だよ。
免許証と車検証出して。」
俺は、免許証と車検証をまだ二十代前半に見える警察官に渡した。
「そのバットは?」
「野球が好きで時々素振りしてます。」
俺は、平然と答える事が出来た。
まさか、人の頭を叩きわる為ですなどと言うわけは、なかった。
警察官は、無関心そうに頷いくと免許証と車検証を返して来た。
「ここの人じゃないね。
まぁとにかく早く移動してくれたら今回は、いいから。」
警察官は、少し投げやりに言った。
俺は、頭を下げ車をゆっくり出した。
車を運転し始めると急に気分が悪くなった。