終わらないセピア
『お前、喧嘩売ってんの?』
『……………。』
『何が大切だって?毎回ナマでヤって
る奴はどこのどいつだよ?ろくな後
始末も出来ないくせに』
掴んでたネクタイを離し
体ごと突き放した。
『モカに対する想いを調べようと近付
いたら、このあたしに欲情したのは
誰?お前だよな?』
それを今更大切にするとか
誰が信じる?
『あ…あれは合意の上だっただろ?
だったら…お前も共犯じゃないのか?』
フッと鼻で笑う。
つくづく薄汚い最低な男。