終わらないセピア
耐えきれなくなったのはあたし……
ほんの少しイジワルするつもりだった
のに……
モカが居ないと死にそうなのは
あたしだ……
あたしが一番、モカに支配されてる……
こんなにも胸がいっぱいよ……
モカで溢れてる。
『大丈夫…あたしはモカが、一番大事
なんだよ……?』
こんなことで、切れる仲じゃないんで
しょ……?あたしたち
『うん…あたしもミッちゃんが一番大事』
背中に回された手に抑えきれない想いが
溢れ出て……
ドサッとそのまま勢いよく
モカを床に押し倒してしまった。