レンタル彼氏Ⅲ【完結】
「大事にずっとつけるな」
「うん、嬉しい」
「…ありがと」
「…うん」
それから、伊織は私の腕を取ると唇を重ねた。
「俺、幸せだよ」
切なげに笑いながら、伊織はもう一度唇を重ねる。
「…愛してる」
きっと。
愛してるって言葉は、こんな時に使うんだろうって思う。
簡単に出せる言葉なんかじゃないから。
多用できる言葉でもない。
どうしようもなく、想いが溢れて止まらない時にそっと伝えるために。
「愛してるよ」
繰り返し、伊織はそう言う。
涙が出そうになるほど、純粋なその言葉。
「私も、愛してる」
伊織といられるなら、何もいらない。
もう、何もいらない。
本当に幸せすぎて幸せすぎて。
それから暫くして。
私に更なる幸せが訪れたんだ。
孤独だった、伊織へのきっと神様からの贈り物。
そんな気がしたんだ。
「うん、嬉しい」
「…ありがと」
「…うん」
それから、伊織は私の腕を取ると唇を重ねた。
「俺、幸せだよ」
切なげに笑いながら、伊織はもう一度唇を重ねる。
「…愛してる」
きっと。
愛してるって言葉は、こんな時に使うんだろうって思う。
簡単に出せる言葉なんかじゃないから。
多用できる言葉でもない。
どうしようもなく、想いが溢れて止まらない時にそっと伝えるために。
「愛してるよ」
繰り返し、伊織はそう言う。
涙が出そうになるほど、純粋なその言葉。
「私も、愛してる」
伊織といられるなら、何もいらない。
もう、何もいらない。
本当に幸せすぎて幸せすぎて。
それから暫くして。
私に更なる幸せが訪れたんだ。
孤独だった、伊織へのきっと神様からの贈り物。
そんな気がしたんだ。