【短編】卒業ストーリー



ボタンをもらうと決めてから、時がいつもにまして早く過ぎるように感じた。



廊下で先輩にあうたびに顔が熱くなった。



クラスでは、


美奈や美奈以外の人が先輩に告白するとか、


第2ボタンをもらうとか


かなり意気込んでいた。




きっと第2ボタンどころか、自分で素早く先輩を探さないと


ボタンが全部なくなってしまうと思う。



私にはそんなことが出来るのだろうか・・?



意気込むみんなを見ると心配になった。




< 5 / 27 >

この作品をシェア

pagetop