【短編】卒業ストーリー
ボタンをもらうと決めてから、時がいつもにまして早く過ぎるように感じた。
廊下で先輩にあうたびに顔が熱くなった。
クラスでは、
美奈や美奈以外の人が先輩に告白するとか、
第2ボタンをもらうとか
かなり意気込んでいた。
きっと第2ボタンどころか、自分で素早く先輩を探さないと
ボタンが全部なくなってしまうと思う。
私にはそんなことが出来るのだろうか・・?
意気込むみんなを見ると心配になった。