大好きがとまらない!
は…?ずっと俺のことを…?

「えぐっ…ひぐっ…私は!ずっと!あなたをっ!待っていたんで……6年前からぁ……ひぐっ…うえええええええん」

大泣きしながら葉に思い切り抱きつく少女。最早葉は呆けることしかできなかった。

だめだ…全く状況が掴めない

…あれ、なんか意識が朦朧としてきたような……
さっき頭を強く打ったから…か……?

少女の泣き声に気づき、慌てて教室に入ってきた教師がこちらに駆け付ける前に、葉は気を失っていた。
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