大好きがとまらない!
「な、なんなんだよお前!!俺に恨みでもあるのか?!」

怒りと謎で頭の中が溢れかえっていた葉は、鬼の形相で彼女に怒鳴った。

「ち、違いますよ!!むしろ逆です!あ、押し倒しちゃったのはごめんなさい……、あまりにもびっくりしちゃって」

そう言うと少女は急に顔を赤くし、キャアアア私…ようくんを押し倒すとかしちゃったんだ…ウワアアアなどと小声で言いながらブンブン首を振った。

その様子にまたもや恐怖を感じた葉は、無言で布団を鼻の辺りまでかぶった。
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