心から
教室に戻ると、さっきの喧嘩が嘘のように静かだった。
怪我した人はきっと保健室だろう…
派手にやりやがるな。



喧嘩が好きなんだろうか?




理由を知らない私がそんな事を思っていると、架凛が雷神?の奴等に頭を下げた。





「さっきはゴメン。事情があってあの子ぁあなの。でもイイ子なんだ。」




続けて、亜衣琉も話す。





「悪気はないんだ、マジゴメンね!!」






彼らは気にしてない、と笑って話していた。






席に先についてる私に2人が話しはじめた。







「優莉が寝てる間に、うち等絡まれてさ…優莉にあいつ等触れようとして、キレたら逆ギレされてさ…」




続けて亜衣琉が話す。




「うち等も戦闘態勢になったとこに雷神の奴等が来て、知らないけど助けてくれたんだ。」





「ふーん…そう。2人とも怪我ない?」




『うん』



2人そろって返事してきた。




「ならイイ。無茶すんな。私には架凛と亜衣琉しかいないんだから。」






そう言い、煙草を再びくわえる。







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