心から
「潤!!」



保健室のドアを開け、亜衣瑠が俺を呼ぶ。
手招きをするから俺は中に入った。





「悪いけど…優莉頼んでイイ?」



「え?…俺いてイイのか?」



「うん……。優莉泣いてる…起きたらそっとしといて。何を呟いても今は…。」




「ぁあ…。」





何か分からない俺は椅子に座ったまま優莉を眺める。
何があったんだよ…。
心配かけやがって。






「じゅ………ん……」




「!?!?!?!?」



確かに俺の名前を言った。
ぁあ…だから俺を中に入れたのか。





辛そうな顔で涙を流してる優莉にそっと触れる。





「ゴメンね…母さん、、、、、父さん、、、、、、兄ちゃ、、、、ん、、、、」





「……っ」




そんな顔すんなよ…。







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