心から

瑠樹の胸ぐらを掴み、もう1発殴ろうとしたのを私は震える体で抑えた。





「やめて…ｲｲから。瑠樹？大丈夫？…潤、ｲｷﾅﾘ殴るなよ。」




「ｯﾁ。」



「ｲｲんだよ、これで。俺ｽｯｷﾘしたから。」




瑠樹の言葉に"？"を浮かべつつ瑠樹は帰って行った。




「行くぞ。」




私は腰が抜けてしまって床に座った。





「……どうしよう。」



「何が？…！？！？」



「へへ…(笑)腰抜けた…」



「ぷっ(笑)ｸｸｸ(笑)どうしてほしいんだよ？ﾆﾔ」




え？
潤ってこんなｷｬﾗだったっけ？





「……わからん(汗)」



「ふ～ん…俺触れないしな、ｸｸｸ(笑)」



「ﾑｶﾂｸ…ｲｲよ、架凛呼ぶから!!」





ﾊﾟﾀﾝ!!!




「ちょ、ちょっと何すんだよ!!」





潤に携帯を閉じられた。





「なぁ…ｵﾏｴ何が怖いんだ？」



「……。何も…。」



「そうか。早く動け。」



「ｯﾁ、わかってるっつーの!!!」