キミに送る約束~空に向かって~
「はあ?だったら言ってみ?」
「うっ.....「ほら、やっぱりねえだろ?」
宗佑は壁によしかかる
「心愛ちゃんはさ、もうだいぶお前に気持ち
伝えてくれてんじゃん?あとはお前がそれに
どう答えるかだと思うけどなー。」
「.....でも...やっぱ分かんねえんだよ。
このまま心愛と付き合って俺は心愛を
幸せにできるんだろうかって...。」
「はあ?好きな奴といたら幸せだろ?」
「...そうだな。けど心愛は...本当に俺のこと
好きなんだろうかって思うんだよ。」
代わりになってくれるってことは...
それは俺が弱っているから...幼馴染としての
支えなんじゃないかって.....思う
「はあ...女々しいこと言ってんじゃねえよ。
お前が心愛ちゃんに支えられる立場じゃなくて
お前が心愛ちゃんを支える立場になんなきゃ
何も進まねえよ?そのうち心愛ちゃんの気持ちも
お前から逃げていくのは時間の問題じゃねえ?」
時間.....か
「そうだ.....な。」
頼りない俺の返事に呆れたのか宗佑は
「戻るぞ。」と言って俺の先を歩く
どんだけ俺は弱くなったんだよ......
それから注文したものを食べて店を出た
「じゃあ、どこ行く?」
宗佑が言う
「あっあのさ、あたしもう帰んなきゃ。」
心愛が思いついたように言う
「え?用事でもあるの?」
「ちょっと.....ね。」