キミに送る約束~空に向かって~

「心愛っ!心愛っ!」


人ごみを掻き分けて心愛の名前を何度も呼ぶ


「はあ...どこ行きやがったんだよ。」


だから離れんなっつったのに...


「あのぉ...もしかして1人ぉ?」

「...は?」


隣を見ると派手な化粧をした女達がいた


「1人なんだったらさぁ~遊ぼうよぉ♪」


うるさい.....


「ねぇ~遊ぼおよぉ~♪」

「うぜえ。目障りんだけど。俺今人探してるから
どっか行ってくんねえ?」

「えぇ~、だったらうちらが一緒に探してあげるぅ~!
どんな人ぉ~?」


俺よりも頭の悪い奴らだな.....


「だから!別にお前らに力借りる必要もねえから。
あと逆ナンとか乗る趣味ねえし。さっさと
どっか行け!」

「なっ何よそれ!」


鼻息を荒くした女達は俺を睨んで俺が来た道に
走っていく


やっと行った.....


早く心愛を見つけなきゃな...


「やっやめてください!」


聞き覚えのある声が聞こえた


反射的の俺はその声の元へ走る


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