キミに送る約束~空に向かって~
---------------------------------心愛の腕を
つかんだまま走り続けた。
もうあいつらも追いかけては来れないと
思う場所で足を止めた
そこは駅前の公園だった
俺は噴水の前で足を止めた
振り返ると怒った顔をした心愛
「さと「お前は馬鹿か!何考えてんだよっ!
だから何回も言っただろ!すぐ走って
俺の隣から離れるんじゃねえよっ!」
「なっ!そっそこまで怒鳴らなくたっていいじゃん!」
気づいたら夢中で心愛に怒鳴りつけていた
本当はこんなこと言うつもりじゃなかったのに。
なぜいつも伝えたいことを伝えられないまま
終わるんだろう...
いつも俺はそうだ...いつも...いつも
「大体慧があたしにやなこと言うから.....
それに慧あのまま殴り続けてたら慧だって
捕まるとこだったじゃ......?」
気づいたら心愛の唇に自分の唇を
重ねていた。
自分でもこの状況に驚いていた。
けど悔しかった。心愛の肩にあんな奴らの
手がおいてあったことが.....
夢中で俺は心愛にキスをする。
「んんんっ///さと.....しっ!///」
心愛の顔がどんどん赤くなっていく。
目もトローンとしてきた。
「さぁ...としっ!」
俺の胸をドンドン叩く。
俺はスッと心愛の体を離した
「ここ「ふざけないでよっ!」
持っていた鞄で心愛は俺を叩く
「あの...「なんで?何でこんなことするのっ?」
目に涙を浮かべた心愛...