キミに送る約束~空に向かって~
「1回しか...言わねえから。.....俺は...
心愛が誰よりも好きだ─っ。」
震える声でやっと伝えた言葉.....
「う.....そ?」
心愛は口をポカーンと開けたまま間抜けな
セリフを言う
「嘘じゃねえ!」
ついむきになる俺
「嘘!嘘だっ!だってさと.....ん─っ」
そっと重ねた唇。
優しく...怖がらせないように...
唇がそっと離れてから俺はニッと微笑んだ
「キス下手だな。」
「っっ!慧のばかーっ!」
─ギュッ
また俺は心愛を抱きしめた
「ばかじゃなくて...?」
「うっ///.....好き...だょ?」
真っ赤に赤くなった心愛。
やっと伝えられた...言葉。
少し肌寒い風が俺らを包む
そんな風さえ気持ち良かった─.....
気づくのに時間がかかった自分の気持ち...
泣きたくなるくらい...好きだ─...