キミに送る約束~空に向かって~

---------------------------------公園で
寄り道する俺達。
そこは昔から二人でよく遊んでいた
あさひ公園......


「あの...きょっ今日はほんとに...
ありが.....と。」


繋いでいる手のせいで緊張しているのか
心愛の声が少し震えていた。


「...ふっ。ああ。つうか、良かったな。
俺とつき合えて。」

「なっ何その俺様発言!てっていうかまだ
付き合うとか何にも言ってないじゃん。」


.....は!?


「え、じゃあお前も好きとか言ったのに
付き合うつもりじゃなかったのかよ!」


ありえねえだろ─!


「え゛っ!?ちっ違「ふーん。だったらいいや。俺
別の女の子探そーっと♪」

「えっ!なっ何でよ!」

「だって心愛がそんな事言うからだろ!」


すると心愛はうつむいた


「...だって...まさか慧があたしと付き合って
くれるわけないって思ってたから。」


思ってもいなかった心愛のセリフにすごく驚いた


「はあ─!?何でそうなるんだよっ!」


「だだだだだって...慧は昔からモテモテで
カッコよくて...すぐ女の子に告白されて
付きあっちゃって...あたしなんて何の
取り柄も無いただの地味女だったのに...
何で...?」


つまり...心愛は俺と釣り合うわけないって
思っていたってことか...


「何勝手に自分で色々考えて落ち込んでんだよ。」


盛大なため息がこぼれた...


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