キミに送る約束~空に向かって~
付き合うと今まで見えなかったところが
どんどん見えてきて新鮮。
「じゃ、行くか。」
「うん♪」
慧が押してきた自転車の荷台に乗って
慧の腰に腕を回す
「ちゃんとつかまっとけよ。」
そう言って慧は自転車を漕ぐ。
この時間が何よりも好き─。
慧と一緒に風になったような気がするから─...
「ああッ!また負けた!」
今日は休日─。
慧の家でお家デート。
デートといってもイチャイチャするわけじゃなく
昔と変わらぬゲームをしたり...
昔はあたしが買っていたゲームもいつの間にか
慧に負けている.....
「何でッ!もう一回やろっ!」
「はあ?もうお前これで何回目だよ。一回休みー。」
そう言って慧はあたしを抱きしめる
「ちょっ///はっ離してよ///」
「やだね~」
慧の顔がどんどん近づいてくる
「さっ慧のお母さんいるでしょーッ!」
いきなり部屋に入ってきた......
「「「あ......」」」