キミに送る約束~空に向かって~
「だから...何だよ」
「途中まで一緒に行こう?」
「っ?.....キモい。ありえねえだろ。
何でお前なんかと一緒に行かなきゃ
ならねえんだよ!」
「だって...1人で行くなんて心細いじゃ
ねえかよ.....」
.....
「お前さ.....」
「ん?」
「キモい!」
俺は宗佑から逃げるように校舎から飛び出す
「っ!慧~っっ!待ってくれよっッ!」
「うっせえ!ついてくんな!」
やっと諦めたのか校舎の周りを何周もして
逃げた俺をもう追いかけてくるのは
やめたらしい.....
心愛に連絡入れるの忘れちまったじゃねえかよ
俺は急いで携帯を見る
【慧、今どこで何してんのよッ!?】
ヤバい...完全に怒ってる.....
「慧っ!」
後ろから愛しい声がして振り向いた
そこにいたのは頬を膨らました心愛...
「もうッ!いつまで経っても来ないから
こっちから来ちゃったじゃんっ」
「わりー。つうかいいの?人前
嫌なんじゃなかった?」
「だって......いつまで経っても
来ないから.....」