キミに送る約束~空に向かって~

「人前でイチャイチャ禁止だって
言ったじゃなぃ...「手繋ぐのは、
イチャイチャじゃねぇ─の。この間までは
手繋いでくれてたのに何だよ~...」


わざと落ち込んだ風にうつむく


「わっ分かったってば!ほら、繋げば
いいんでしょう?」


心愛が俺の手を握ってきた

ヤベ...なんか照れる
って.....


「繋ぎ方違う。ほら、こう!」


わざと恋人繋ぎをする


「っっ─.....///」


すると心愛は頬をあからめて俯いた

顔を覗きこむと口元が少し上がっていた


「なーに、やらしいこと考えてんだよなー」

「はあ!?やっやらしいことなんて慧じゃ
ないから考えないもんッ!」

「お、よくわかってんじゃん。俺の考えてる事」

「かっ考えてたの!?」

「うん」


堂々と深く頷いた


「...最ッ低!」

「まぁまぁ、そりゃぁー心愛とこうして
隣にいれたら色々嬉しいから
仕方がないだろ?さ、行こうか」


心愛の手を握りなおして歩く

けどその手はすぐに振りほどかれた


「今日の慧は怖いから一緒に歩けない!
半径3メートルは近づかないでっっ!」


はっはぁ─!?


「何だよ!それじゃ、デートに
なんねえよッ!」

「なるからっ!とにかく近づいて来ないで!」


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