キミに送る約束~空に向かって~
「っっ.....」
俺は、頭を抱えてその場に座りこむ
吐き気もする......
急にめまいもする.....
「ちょっ!慧っ!?どうしたのよ!?」
「っ....い...てぇ」
「え?何!?」
「っっ─...はぁ...はぁ...痛い...」
「いっ痛いってどこがよ!?」
「あ.....たま...痛っ.....い」
「あっ頭!?」
母さんの顔色が変わる
「慧っ!落ち着いて」
─それから数十分後
「落ち着いた?」
ソファで寝ていた俺
頭には冷えピタが貼っていた
「俺─...「明日、すぐに病院に行くわよ」
「なっ「明日は、学校に休むって電話
掛けとくから今日はゆっくり
寝なさい」
「別に大丈夫だよ。こんくらい。ただの
風邪かもしれねえし一晩寝たら
治るっつうの「いいから!黙って言う事
聞きなさい!」
母さんが怒鳴りあげる
「だから、母さんはいちいち心配しすぎ
何だよ。こんくらいで病院言ってたら
笑われるぞ?いつも検査行き過ぎ
だしさ「あんただけの体じゃないのよ!」
涙をためていた母さんの目から
とうとう涙が零れた
「あんただけの体じゃ...ないのょ.....
お願い...黙って言う事聞いて.....」
「.....分かったよ」