キミに送る約束~空に向かって~
「あの...「大したことなかったから。
時々頭痛するだけ」
「時々って...大丈夫なの!?ちゃんと
病院行った方がいいんじゃ「あー...
大丈夫だから...」
神楽は、髪をくしゃくしゃにする
このしぐさにドキッとしてしまっている
自分がいる...
「つーかさ、一々心配しなくたっていいから」
「え......?」
「めんどくさい。ほっといて」
神楽は、そう言ってあたしの前から消えた
何...それ.....
めんどくさいって...あたしと話す事が?
ほっとけって...ひどいよ...
涙を必死に堪えてその日あたしは、頑張った
その日から神楽とは、口を利く事はなかった
神楽は、以外にも仕事をすぐに覚えて
あたしに一々聞く事もなかったし
それに聞く事があってもあたしには、
一切聞いてこなかった
目もあわせていない
あんな暴言吐くような男だ...
さっさと辞めてほしい...
同じ空間にいるだけでむかつく...
そんな神楽の事を考えている自分にも
一番むかつく...
「ねえ~、知ってる?慧くんの待ちうけって
彼女とのプリなんだって~!」
「えぇ~!ショック~ッ!何よ、それー!」
「まぁまぁ、落ち着いて♪見てみてこれ!
じゃっじゃじゃーん♪」
「うっそー!それって神楽くんの携帯じゃん!」
「うん♪さっき神楽くん携帯おきっぱだったから
持って来ちゃったー♪」
はあ──!?
「後で届けようと思うんだけどさー♪
その前に...待ちうけ見ちゃおうよーっ♪」
「えぇー!やだぁ~♪」
キャッキャ騒ぎ女子たち...