キミに送る約束~空に向かって~

あんたら神経いかれてるんじゃないの?
人の携帯勝手に持ってきてみるなんて
最悪じゃん...

神楽も神楽!携帯その辺におきっぱなしに
してるし.....

何なのよ.....

どいつもコイツも...ムカつく!


「ちょっとあんた達...」

「え.....?」


あたしは、神楽の携帯をその子の手から
抜き取る


「こんな事していいと思ってんの?」

「はぁ─!?何よ!返しなさいよ!」

「あんたらしてることめちゃくちゃ。
これは、あたしが預かるから」

「なっ、あんた何様のつもりよ!」

「携帯見ようとしていたあんた達に一々
言われたくない」

「は!?あんた偉そうなんだけど!
調子こいてんじゃねーよ!」


女達があたしの髪を引っ張る


「離してやれよ」


後ろから低い声が聞こえた


「慧...くん...」

「女の喧嘩なんて一々見たくもねえよ。
見っともねえな.....」

「っっ.....なっ、何よ」


そう言って女子たちは、更衣室に
逃げていった


「.....携帯...返してくれる?」

「あっ...うん」


携帯を渡した
一瞬触れた手の感触が...
離れない......


「お前もほんと女らしくねえよなー」


はあ!?
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