キミに送る約束~空に向かって~
「ああ!あの子は...ちょっと風邪
ひいちゃって.....ね。
あがってく?」
「じゃあ...お邪魔します。」
久しぶりに心愛の家に入ったからか
家の雰囲気はすっかり変わっていた。
玄関には俺と心愛の小さい頃の写真が
飾ってあった。
「あ!これ慧くんだ!」
すぐに見つけた梓は写真の飛びつくように
みる。
「あー。昔のだし俺その時坊主だから
あんま見んじゃねえよー。
ほら、行くぞ。」
そう言って俺と梓はエレベーターに乗る。
昔からこの家に来ていた俺だからこれは
普通だけど初めて来る奴は
心愛の家はとても珍しく思う。
当たり前だけどな。
エレベーターから出て俺と梓は心愛の
部屋のドアをノックする。
「誰ー?」
部屋から出て着た心愛はピンクがベースに
白のドット柄の部屋着を着ていた。
「慧.....と梓...ちゃん。」
「よっ!具合でも悪いのか?」
「ん...ちょっとおなか痛くて.....。」
「大丈夫ですか?あ、プリン買って
きたんでみんなで食べましょうよー♪」