PERFECT 勇気の花
メール
俺らはいったん家に戻った。
家っていっても俺ん家。
「ねぇ、和、携帯なってるよ。」
恭平の声で、携帯を撮る。
「侑?……」
そう口に出すと、皆が、集まって来た。
「“放課後、涼子ちゃんを追ってったら、体育館倉庫に入って行った。大丈夫、俺が助けます。とりあえず、家で何かあった時の為に用意して置いてください。なんかあったらすぐメールします”だって……」
「どうする?」
竜也の声。
「メールのとうり、今は待機していた方がいいと思う。」
皆、勇作の意見に同意した。
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