Kissしてダーリン[短篇]
「淳っ!起きて!」
隣でスースー寝息を立てて寝ている彼を揺さぶる。
「…………」
無視ですか?これが属に言うシカトですか?
起きる気配のない淳。
「最終手段、決行!」
腕まくりをして淳に近付く。
ギシっ
ベッドに足をかけ、淳に近付く。
「はあ〜っ」
拳を温め、狙いを定める。そしてその拳を勢い良く淳に向かって振り下ろす。
ばこっ
「…っ!」
眉間に寄る皺。
開く瞼。
「おはよ。先生」
「真央……」
わお、朝から恐ろしい顔。