Kissしてダーリン[短篇]
「朝からうっさい。」
「なっ……」
ゆっくり起き上がり、私を捕らえる。
寝起きの淳は寝癖がついててなんだか可愛かった。
「お前、昨日の俺の宿題、やった?」
「ふぇ……?」
宿題…
宿題…
宿題っ!?
そ、そんなの
「あったっけ?」
完璧、記憶にない。
冷や汗が垂れる。
「出したし。」
「うっそー!!」
叫ぶ私を置いて、リビングに向かう淳。
てか、冷たいっ!
冷たすぎるっ!
自分の心を落ち着かせ、淳のいるリビングへと足を動かした。