悠久の祈り -春宵夢想-


「名前で呼べよ、涼」




「歳…三さ、ん…」




途切れ途切れに名前を呼ぶと、彼は満足そうに笑った。




その直後にまた甘い刺激が落ちる。




蕩けそうなくらい甘い口付けに私の身体はよろけ、背中が棚に当たった。




それでも、落とされる口付けは止む事を知らない。







< 48 / 128 >

この作品をシェア

pagetop