悠久の祈り -春宵夢想-


「だから、待っててくれ」




俺は涼の頬に口付け、包むように抱きしめた。




涼は俺が幸せにしてやる――。




その想いを胸に刻み込み、俺も眠りについた。




ちなみに夕飯を食べていない事に気付いたのは、それから半刻程経った頃だった――。





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