悠久の祈り -春宵夢想-


すると、私はとんでもない言葉を耳にした。




「…愛してるよ」




彼が言った言葉に女の人は顔を赤らめている。




私は全身から力が抜け、その場に座り込んだ。




「義姉上!」




夏依さんは慌てたように私に駆け寄って来た。




「涼ちゃん、大丈夫?」




翔馬は心配そうに私の顔を覗き込んで来たけど、私はそれに答えられなかった。







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