鈍感王子にご注意を
*+。第二章。+*和也&玲奈
玲奈Side
「わあ、玲奈ちゃん綺麗ーっ。」
今日は私の...
「結婚おめでとう。」
「ありがと。」
結婚式です。
「玲奈ちゃんもあっというまに幸せ
掴んじゃったんだねー。」
鏡ごしから恵美が私に話しかける。
「そう.....なのかな。」
「そうだよ!色気持てとか偉そうに
言うしさー。」
「はは、あっあれは綾乃につい
流されたのもあるんだけどね。」
「へえー、でもお疲れ様。遠距離恋愛
大変だったでしょう?」
「うん.....。」
寂しかったけど私の青春ページの
大切な記録...
──────────......
「ふんふふーん♪」
あの日はたしか連休だった。
私は...1人でいた。
「恵美もデートだしママも仕事だし...。」
つまり私は1人っきり!
「なんでよー。」
私は部屋の掃除をしながらブツブツ1人で
文句を言う。
けど、またすぐににやけてしまう。
「ふふ、早く来ないかなー。電話。」