鈍感王子にご注意を

そう。今日は...付き合って
私と和也の1年記念。
私は和也に手作りでブレスレットを送った。

そしたら離れてても思いは届くし...///

だけど....


「まだ届いていないのかな...。」


─「あれー、まだ...?」


──「おかしい。」


いつまでたっても和也からの電話はない。
気づいてないだけかな...?

私は思い切って和也に電話をすることにした。

─プルルルル...

『もしもーし。玲奈、どした?』

どしたって.....

「まだ届いてなーい?」

『.....何が?』

だめだ。コイツは。

「えーと...なっ何でもないよ。いま
何してたの?」

『おー、クラスの奴とカラオケ行ってた。
無理矢理付き合わされてさー。』

「むっ無理矢理ー!?」

『ああ、結局また合コンだったよ。』

最近の和也はダマされて何度も
合コンに行っているらしい。
私に隠していないからやましいことは
ないと思うけど...
なんかそれやだ!

今日だって1年記念日だっていうのに。
覚えてるの!?

「ふうーん。和也は楽しそうだねっ!」

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