鈍感王子にご注意を
玲奈Side
そのころの私は.....
「きいてーっ!綾乃ぉお!」
綾乃の家にのりこんでいます。
綾乃の彼氏さんの裕也さんもいて
帰ろうとしたけど綾乃は私の
話をきいてくれている。
もつべきものは友達!
「それはその和也が最低だー!」
綾乃は抱き枕にパンチをする。
「でしょ?あんな奴別れてやるー!」
私も自分のバッグを叩く。
「まっまあまあ、落ち着いて。和也さんだって
忘れているわけじゃないんじゃねえの?」
裕也さんは私と綾乃を
必死になだめる。
「じゃ、裕也は私達の記念日覚えてるの?」
「え゛っ.....そっそれは...「覚えてないの?」
目の前で綾乃のすごいけんまく。
私はただ黙ってみている。
「おっ覚えているよ.....
4月2日だろ?」
「..........裕也ぁっ///
覚えててくれたんだ///
ありがとーっ///」
「当たり前だろ。こんな大切な日
忘れる奴どこにいんだよ♪」
「.....。」
「「あ゛っ.....。」」
綾乃と裕也さんはしまったという顔を
して私を見ている。
「そう...だよね...普通忘れるわけ
ないよね.....。」