鈍感王子にご注意を
「れっ玲奈!」
「ごめんね。いきなりおしかけて。
和也の愛もその程度なんだよー♪
はは、私だけ本気になってばっか
みたいだったなー。どうせ...
今頃和也は楽しく合コンでも
何でも行ってればいいんだよー!」
私は鞄をもって靴をはき
綾乃の家を出て行った。
─ドンッ
「きゃっ!すっすいません...。」
「あ、いえ。大丈夫ですか?」
私にゆっくり手が下りてくる。
私はその手を握って立ち上がった。
「あ....あっありがとう。」
「いえ。こちらこそすいませんでした。」
そう行って綾乃の家に入って行く彼。
優しそうだったな。
カッコよかったし.....。
たしか...綾乃双子の弟がいるって
いっていたからその子かな...?
鼻が少し綾乃ににて高かったし...。
って私も何考えているんだろ。
「.....はぁ。」
家にも帰りたくないよ.....。