不良×男子校=イケメンの集まり!?
今俺の目の前には尻餅をつき、怯えた目で空中を見続ける夏樹の姿があった。
―まあ、無理もないだろう。
事が起きたのは数分前だ。
俺達は普通に学校へ登校し、教室に入り俺達の部下、そう呼んでも可笑しくない奴等と挨拶を交わしていった。
直後見つけた机に伏している一人の男。
周りの奴等は全員俺らに視線を向けている為、あいつはすごく目立っていた。
それを見つけ、起こそうとした夏樹。
しばらくしたら、やっと起き出したその男。
事が起こったのはそこから。
いきなりとても言い表せないような寒気が俺を襲った。
そりゃもう、鳥肌が立つほどに。
冷や汗が一つ二つと流れ出している時に俺は思った。
―すげぇ、殺気だ。
と。