不良×男子校=イケメンの集まり!?
思ってた事全部喋ってたなんて...!


あらやだ恥ずかしい。





「そんな事よりお前。」



「ん?」





途端、目付きが鋭くなった仁君。



え、何?こわっ!




「よくもやってくれたな。」



何?何が!?


なんのことなの!?一体!




訳が分からず視線を泳がせると仁君の後ろから杉山君が出てきた。



頬におっきなガーゼを貼って。



「え?杉山君?」



「どうも。」




戸惑いながらも杉山君に挨拶をすると一旦一礼しながらこちらに近付いてきた。



いや、あの、ニコニコしながら近付いて来ないでいただきたい。


その笑顔の裏にもの凄い怒りをかんじますので。





ていうか、杉山君....怒ってるの?




なんだかよく分からない不安に駆られた私は杉山君に話しかけた、



のがいけなかった。




「す、杉山君、その頬、どうしたの?」


一生懸命平静を装っているが全く焦りを隠せていない。



「ああ、これですか。」






ひとつ、息を吸うと杉山君はお得意のにっこり笑顔を作った。




「これは、


貴方がやったんですよ?」




「え?」





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